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金沢市消防局様

住宅地図の活用により、正確で迅速な災害地点の特定を

金沢市消防局の通信指令システムでは、その背景地図として刊広社の住宅地図が利用されています。 通報された情報から災害地点などを特定し、出動車両にも地図情報を共有して、迅速に現場で活動するために役立てられます。
・導入製品/メーサイズマップデータ
・用途/通信指令システムのベース地図として利用

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概要
金沢市消防局消防指令センター様では、高機能消防指令システムが整備され、平成20年4月から金沢市・かほく市・津幡町・内灘町の2市2町において地域ごとの災害に対応できるよう通信指令業務の共同運用が行われています。この共同運用により、大規模災害が発生した場合にも近隣の情報を指令センターで集約することが出来るため、広域的に円滑な対応が可能です。より迅速な救命活動を行うため、共同運用の2市2町では救急車の相互乗り入れが行われており、令和4年度より白山市、野々市市でも同様に相互乗り入れが開始され、更に消防・救急活動の範囲が広がっています。
住宅地図の役割
金沢市消防局消防指令センター様では平成16年の高機能消防指令システム導入時から、現在に至るまで当社住宅地図をご利用頂いています。新幹線が開通し開発が進む石川中央都市圏では新しい建物、道路などの建設が日々行われています。地域の新しい情報を随時収集・調査し、住宅地図に反映できるのは金沢市に本社を置く当社ならではの強みです。また、消火栓や防火水槽など消防活動に必要な情報をデータとして保有しており、調査・メンテナンスを行っています。
今後の課題など
石川県は住所に平仮名やカタカナを含む特殊な例が存在します。また、旧町名復活など、1つの地点で様々な表現の仕方がある場所や、全く同じ住所が複数存在する場所もあります。そういった場所でも、住宅地図が表札名での判別や場所の特定に役立ちます。新型コロナの感染が拡大した令和4年。1年間の救急車の出動件数は2万680件と統計を取り始めて以来初めて2万件を超えました。出動件数が多くなればなるほど、より一層のスピードが求められます。災害現場などの位置を正確かつ迅速に割り出し、消防隊、救急隊などを出動させるためには、より新しく正確な住宅地図情報が必要になります。今後も出来るだけきめ細やかな調査を行い、高鮮度で正確な住宅地図提供を目指します。
・導入製品について
メーサイズMAPDATA